アンソロジーの魅力
アンソロジーとは、異なる作者による作品を集めた作品集を指す言葉です。
アンソロジーで、様々な人による個性豊かな作品を読めると、それはもうすごい充実感を感じられますよね…。
自分と異なる感性に触れ、刺激を受けることもできます。
アンソロジーは読むのも楽しいものですが、企画するのも楽しいです。
だって、なんといっても自分の好きなコンセプトの作品をたくさん見られるんですから!
他にも、同好の方とお知り合い、交流するきっかけにもなります^^
ウェブアンソロジーとは
ウェブアンソロジーとは、アンソロジーと何が違うのでしょうか?
簡単に言うと、通常アンソロジーでは本を実際に作るのに対し、ウェブアンソロジーではHPをつくり、ネット上に作品をまとめて公開します。
低コストで、本をつくる知識がなくても誰でも企画できることが、webアンソロの魅力です。
金銭が絡みにくいため、トラブルのリスクも少なく、初心者がチャレンジするのにもうってつけです。
事実著者も、18歳の高校生の頃にwebアンソロを企画し、無事成功することができました。
以来その楽しさの虜になり、数回企画しています^^
この記事では、私が実際に主催した際に用いた、ウェブアンソロジーの始め方・気をつけるポイントなどについて話していきます。
ウェブアンソロを主催する際の注意点
責任と礼儀をもって最後まで行う
常識的にやる、これにつきると思います。
寄稿して頂く、という意識を持って、丁寧に接していくことが大事ですね。
マナーについてはその時々によると思いますが、私が主催をした際には、こちらの記事を参考にさせて頂きました。

時間に余裕をもつこと
作品制作に十分時間をとることはもちろんですが、編集や、何かミスがあった場合にはそれを直す・直してもらう必要があります。
応募開始から〆切まで、〆切から公開までの時間は十分にとりましょう。
主催も時間が十分にとれるタイミングで企画をするのが基本です。
連絡先を明記する
不明点は質問してもらえるよう、主催の名前と連絡先は各場所に書いておきましょう。
気軽に質問ができるようにしておくと、参加を迷ってる方のハードルも下がるので、参加促進にも繋がります。
ルールを明記する
はじめにルールをしっかり決め、明記しておくことがトラブル防止に繋がります。
ウェブアンソロの始め方
企画を練る
さっそく、どんなウェブアンソロにしたいか考えていきます!
主に考えることは、
- コンセプト
- タイトル
- 参加対象者
- 募集方法
- 作品形式
- いつ頃公開するのか
などなど。
広報をする
企画を始めたことを広めましょう。
ウェブアンソロというと、創作や同人で行うことが主だと思います。これらはツイッターとの相性が抜群です。
専用のツイッターアカウントを取得すると良いでしょう。
参加者を募る
公募、もしくは依頼で参加者を募ります。
その際には、①で考えたことを概要として紹介します。
公募の場合はいつからいつまで申し込めるのか、誰が申し込めるのか明記します。
参加者に詳細を伝える
参加者様に、応募の時点より詳しい内容を伝えます。
内容は、作品の提出方法、規格(サイズ等)、〆切、諸注意等。年齢制限のかかる表現や、流血表現、CP表現やパロディなどはどこまでOKかもここで明確に伝えましょう。
伝える方法はより厳格に行うなら、ビジネスと同じくメールが最善ですが、ツイッターのDMなどを利用することもできます。
状況や先方の希望に応じて使い分けると良いでしょう。
また、多くの方に詳細を伝えることになるので、お知らせ用のサイトをつくってそのURLを伝える方法も便利です。
作品を待つ
作品を送って頂くのを待ちます!質問を頂いた際には迅速に答えましょう。
ウェブアンソロジー用サイトをつくる
作品が集まってきたら、いよいよ展示するサイトをつくります。
- トップページ
- お知らせ用ページ
- 作品ページ
- 後書きや著者のリンク
などのページを置くのが一般的です。
必要に応じて、検索よけやワンクッション、注意書きなどを設けましょう。
公開
いよいよ公開です!
作品を多くの方に読んでもらえるよう、サイトが公開された事を同好の方に伝えましょう。
ウェブアンソロ作りに使えるもの
広報・諸連絡手段
Twitterアカウント
ヘッダーやアイコンはできるだけ画像を入れましょう。企画概要、開始日、主催などがわかるプロフィールにすると良いでしょう。
メールアドレス
フリーメールで良いので、専用のものを作ります。
HP作成ツール
以下のツールは、HPを作ったことがない人も、無料で、直感的にお洒落なデザインのHPをつくることができるのでおススメです!
広告などをとってより美しいサイトにしたい場合には、有料プランを選びましょう。
Jimdo
wix
進行管理
エクセルやスプレッドシート
参加者名簿や連絡先、連絡先済か否かなどを把握するのに役立ちます。
メモでも可能ですが、個人的には絞り込み検索があると格段に便利だと感じました。
その他Q&A
Q.謝礼は必要?
A.アンソロジーでは、参加者様には無料で本を渡す献本や、ギフトカードなどでお礼をすることが一般的なようです。
しかしウェブアンソロジーでは有志の方に集まってもらうという色が強く、謝礼がないことの方が多い印象です。
ウェブアンソロの企画は、大変なこともありますが、それ以上に楽しいです!
ぜひ興味のある方はチャレンジしてみてください〜✨
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