TRPGをオンラインで遊ぶとき、今や定番となっているツールがココフォリアです。
クトゥルフ神話TRPG(CoC)はもちろん、エモクロアやマーダーミステリーなど、さまざまなオンラインセッションで利用されています。
初めてGMやKP(ゲームマスター/キーパー)を担当することになり、
- 「まず何から始めればいいの?」
- 「部屋ってどうやって作るの?」
- 「シーンって何?」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、CoCでの利用を想定した、初心者向けの部屋作りを解説します。
今回は、セッションで使う部屋を作成し、背景やBGMを設定するところまでを紹介します。
ココフォリアとは?
ココフォリアは、オンラインセッションを遊ぶためのWebサービスです。
簡単に言えば、TRPGを遊ぶ際に必要なさまざまな機能をひとまとめにした便利なツールで、
- ダイスを振る
- チャットで会話する
- マップや背景画像を表示する
- NPCや立ち絵を配置する
- BGMや効果音を流す
といったことが一つの画面で行えます。
慣れてしまえば操作は難しくありませんので、まずは部屋を一つ作ってみましょう。
部屋を作成しよう
ココフォリアへアクセスしてログインする
まずはココフォリアへアクセスし、ログインします。

初めて利用する方は新規登録を行いましょう。
ログイン方法は、画面に表示される案内に沿って選択してください。
※ココフォリアはアップデートによって画面やボタン名が変更されることがあります。この記事は2026年10月時点の画面・操作をもとにしています。
新しい部屋を作成する
ログインしたら、新しい部屋を作成します。
部屋を作る際には、
- 部屋のタイトル
- 使用するシステム
を設定します。
部屋のタイトルは後から変更できるので、仮の名前でも問題ありません。
一方で、システムは忘れずに設定しておきましょう。
システムが未設定だったり、別のTRPGシステムになっていたりすると、ダイスコマンドが正しく動作しないことがあります。
CoCで遊ぶのであれば、CoC用のシステム「クトゥルフ神話TRPG」を選択しておくと安心です。
シーンを登録しよう
部屋を作成したら、次はシーンを作ります。
シーンとは、その場面の背景や演出をまとめて保存しておける機能です。
例えば、
- オープニング
- 情報収集
- 戦闘
- エンディング
など、場面ごとにシーンを作成しておけば、セッション中はクリック一つで画面を切り替えられます。
最初は一つだけでも構いませんので、まずは登録してみましょう。
背景と前景を設定する
画面右下のペンマークのボタンから、背景や前景となる画像を登録できます。
背景は、画面いっぱいにぼかしがかかった状態で表示される画像です。
一方、前景は背景より前面に表示される画像で、イラストや部屋の写真などをぼかさず見せたいときによく利用します。
前景の大きさは、右下のペンマークから「前景・背景を変更」を開き、「横幅」「縦幅」で自由に変更できます。
また、「画像を自動トリミングする」をオンにすると、指定したサイズに合わせて画像を自動で切り抜いてくれるため、見た目を整えたいときに便利です。
さらに、前景の横幅・縦幅をどちらも0にすると、前景を非表示にできます。
背景だけをぼかして表示する演出は雰囲気が良く、個人的にもよく使う設定です。
画像の細部は見えませんが、海や森といった大自然の風景や、怖いシーンでのもやもやとした不気味なエフェクトなど、抽象的なイメージを表示したいシーンでは特におすすめです。
シーンとして保存する
背景と前景を設定しただけでは、まだシーンとして保存されていません。
現在表示している状態のまま、画面右上の縦並びの3点を押して「シーン一覧」を開き、「+」ボタンを押すことで、その場面をシーンとして登録できます。
シーン名は自由に決められますので、
- オープニング
- 学校
- 廃病院
- クライマックス
など、後から分かりやすい名前にしておくと管理しやすくなります。
また、シーン登録画面には本文を入力する欄があります。
ここに入力した文章は、そのシーンをクリックしたときにチャットへ自動で投稿されます。
オープニングの導入文や情景描写などを書いておけば、シーン切り替えと同時に表示できるため、スムーズにセッションを進められます。
ただし、毎回文が送られる仕様上、複数の場面で繰り返し使いたいシーンでは、文章は別に(テキスト機能など)保存して使用することをおすすめします。
BGMを設定して雰囲気を演出しよう
部屋の見た目が整ったら、次はBGMを設定してみましょう。
BGMがあるだけでセッションの雰囲気は大きく変わります。特にCoCでは、緊張感や日常シーンなどの空気作りに欠かせない演出の一つです。
BGMは2種類同時に流せる
画面右上には「BGM01」「BGM02」という白い文字で書かれたボタンがあります。
ここから音楽ファイルを登録すると、そのシーンで流すBGMを設定できます。
特徴的なのは、BGMを2種類同時に再生できることです。
例えば、
- BGM01:爽やかな夏らしい音楽
- BGM02:蝉の鳴き声
のように設定すると、BGMと環境音を組み合わせた演出ができます。
ほかにも、
- 雨音+静かなピアノ
- 波の音+穏やかなBGM
- 不気味な効果音+緊張感のある楽曲
など、組み合わせ次第で場面の印象を大きく変えられます。
環境音をうまく取り入れるだけでも、プレイヤーがその場の情景をイメージしやすくなるでしょう。
BGMもシーンごとに保存できる
BGMは、設定しただけではシーンには保存されません。
BGMを設定したいシーンを表示した状態でBGMを登録し、もう一度シーンの保存ボタンを押すことで、そのシーンの情報として保存されます。
これで、シーンを切り替えるたびに、その場面に合わせたBGMへ自動で切り替わるようになります。
背景・前景・本文・BGMをまとめて管理できるため、事前に準備しておけばセッション中の操作はとてもスムーズです。
設定済みのBGMは、シーン一覧に文字でも表示されるため、一目で確認できます。
BGMは「あえて付けない」演出もアリ
初めて部屋を作ると、「すべてのシーンにBGMを設定した方がいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、実際にはあえて音楽を流さないシーンを作るのもおすすめです。
例えば、
- 雑踏の音だけが聞こえる街中
- 風鈴や虫の声だけが響く夏の夜
- 何も流さず静寂や緊張感を演出する重要な場面
など、環境音だけ、あるいは無音にすることで、その後に流れるBGMがより印象的になります。
映画やアニメでも、静かな場面のあとに音楽が流れ始めることで印象的な演出になることがありますよね。
TRPGでも同じように、音のメリハリを意識すると、よりドラマチックなセッションを演出できます。
「この曲いいな」と思ったらタイトルを確認してみよう
シーンにBGMが設定されている場合は、右上の「BGM01」「BGM02」にカーソルを合わせる、または長押しすると、登録されているBGM名を確認できます。
これは部屋を作成したKPだけでなく、参加しているプレイヤー側からも確認できます。
セッション中に「このBGM好きだな」と思ったら、一度タイトルを見てみるのもおすすめです。
お気に入りの曲を見つけるきっかけになるかもしれません。
BGMはどこで手に入れる?
TRPG向けのBGMを無料で配布しているサイトはいくつもあります。
中でも「DOVA-SYNDROME」は利用しているKPも多く、さまざまな雰囲気の楽曲が公開されています。
ただし、配布サイトごとに利用規約は異なります。
配信や動画投稿で使用できるか、クレジット表記が必要かなども変わるため、利用前には必ず確認しましょう。
BGMを探すときは、曲の雰囲気だけでなく、セッションでの使用・配信・動画投稿など、自分の使い方が利用規約の範囲内かもあわせて確認しておきましょう。
まとめ
今回は、ココフォリアで部屋を作成し、シーンやBGMを設定する基本的な流れを紹介しました。
最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、一度シーンを作ってしまえば、セッション中はシーンをクリックするだけで背景・前景・本文・BGMをまとめて切り替えられるようになります。
最初にしっかり準備しておくことで、当日はプレイヤーとのやり取りや物語の進行に集中できるでしょう。
次回は、スクリーンパネルやマーカーパネルを使った情報整理や、カットイン・トランジッションを活用した演出方法について紹介していきます。
ココフォリア以外にも、TRPGの準備やセッションで役立つWebツールをまとめています。

また、これからKPをやってみたい方はこちらの記事もどうぞ。

