WordPressで個人サイトを作ってみたいと思っても、最初に気になるのが「年間でいくらかかるのか」ではないでしょうか。
WordPress本体は無料ですが、一般的にサイトを公開するにはレンタルサーバーと独自ドメインが必要です。さらに、有料テーマや有料プラグインを選べば費用は増えます。
ただし、すべてを有料にする必要はありません。私はこのサイト「オタワーク」を、リトルサーバーのリトルプラン、無料テーマのCocoon、比較的安い独自ドメインという構成で運営しています。
この記事では、WordPressで個人サイトを運営するときに必要な費用と、オタワークの構成を例にした年間費用を紹介します。
結論:個人サイトなら年間5,000円前後でも運営できる
オタワークと同じような構成なら、年間費用の目安は次のとおりです。
| 項目 | 利用しているもの | 年間費用の目安 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | リトルサーバー・リトルプラン | 2,640円 |
| 独自ドメイン | .workドメイン | 更新1,804円 |
| WordPress本体 | WordPress | 無料 |
| テーマ | Cocoon | 無料 |
| SSL | サーバーの無料SSL | 無料 |
| Whois情報公開代行 | ドメイン取得時に同時設定 | 無料 |
| 合計 | 年間4,444円 |
Whois情報公開代行をドメイン取得後に追加する場合は、年間1,078円がかかるため、合計は年間5,522円ほどになります。
料金は改定されることがあるほか、ドメイン会社のサービス維持調整費などが加算される場合もあります。ここでは、この記事を書いた時点の公式料金をもとにした目安として紹介しています。
WordPressの運営に必要な主な費用
レンタルサーバー代
自分でWordPressを設置して公開する場合、データを置くレンタルサーバーが必要です。
料金はサービスやプランによって大きく異なります。月額数百円の小規模サイト向けプランもあれば、月額1,000円前後からの高性能なプランもあります。
オタワークでは、リトルサーバーの「リトルプラン」を利用しています。年額は2,640円で、個人サイトを比較的安く運営できます。
リトルサーバーの料金やプランを確認したい場合はこちらです。
サーバーは料金だけでなく、容量や機能、サポートなども異なります。もう少し機能や選択肢を重視して選びたい場合は、エックスサーバーも候補のひとつです。
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ただし、料金だけでなく、WordPressを簡単に導入できるか、無料SSLが使えるか、バックアップ機能があるか、必要な容量や転送量を満たすかも確認した方が安心です。
私が初めてリトルサーバーを使ったときの感想はこちらにまとめています。

独自ドメイン代
独自ドメインは、このサイトでいえば「o-ta.work」の部分です。
ドメインには、取得時の料金と、2年目以降も使い続けるための更新料金があります。初年度だけ安いキャンペーンも多いため、長期運営を考えるなら更新料金を見ることが大切です。
オタワークで使っている「.work」は、更新料金が年間1,804円です。ドメインの種類によっては、年間数百円から数千円以上まで差があります。
独自ドメインは必須ではありません。サーバーや無料サービスから提供されるURLで公開できる場合もあります。ただ、長く使う個人サイトでは、サービスを移転しても同じURLを使いやすいことや、好きな文字列を選べることがメリットになります。
独自ドメインが必要かどうかは、こちらの記事でも詳しく整理しています。

WordPress本体は無料
WordPressはオープンソースのソフトウェアなので、WordPress本体の利用料はかかりません。
ただし、「WordPressが無料」というのは、公開場所まで何もかも無料という意味ではありません。自分でレンタルサーバーへインストールする場合は、サーバー代やドメイン代が別に必要です。
テーマは無料でも選べる
テーマは、WordPressサイトの外観や基本機能をまとめたものです。有料テーマもありますが、無料テーマでも個人サイトに必要な機能がそろっているものはあります。
オタワークでは、無料テーマのCocoonを使っています。そのためテーマ代はかかっていません。
有料テーマは、デザインや機能、サポートに魅力がある一方、購入しなければWordPressを運営できないものではありません。最初は無料テーマを使い、必要性を感じてから有料テーマを検討してもよいと思います。
SSLは無料で使えることが多い
SSLは、URLを「http」ではなく「https」にして、通信を暗号化する仕組みです。
現在は無料SSLに対応したレンタルサーバーが多く、オタワークでも追加料金はかかっていません。ただし、契約するサーバーで無料SSLが利用できるかは事前に確認しておきましょう。
Whois情報公開代行
独自ドメインを取得すると、登録者情報をWhoisという仕組みで公開する必要があります。個人の氏名や住所をそのまま出さないために、ドメイン会社の情報を代わりに公開するサービスがWhois情報公開代行です。
今回の例では、ドメイン取得時に同時設定すれば無料ですが、取得後に追加すると年間1,078円かかります。
ドメインを申し込むときは、Whois情報公開代行が無料か、申し込みと同時に設定する必要があるかも確認した方がよいです。
オタワークの年間費用を計算
オタワークの主な有料項目は、サーバーと独自ドメインです。
| 計算 | 年間費用 |
|---|---|
| リトルサーバー 2,640円+.work更新料 1,804円 | 4,444円 |
| 上記+Whois情報公開代行 1,078円 | 5,522円 |
月額に直すと、年間4,444円なら約370円、年間5,522円なら約460円です。
WordPressを始めた当初は、無料ブログと違って、サーバー、ドメイン、FTP、HTTPS、Whois情報公開代行など、そもそも何が必要なのか分かりにくいと感じました。
一方で、最初の設定が終われば、普段の記事投稿は無料ブログと近い感覚でできます。固定ページや記事一覧を作ったり、リンクを貼ったりする作業も、基本的には管理画面から行えます。
無料ブログなどを使ったあと、初めてWordPressを試した当時の感想も残しています。

必要に応じて増える費用
最低限の構成なら年間5,000円前後に抑えられますが、選ぶものによっては次の費用も発生します。
- 有料テーマ
- 有料プラグイン
- 有料のバックアップサービス
- 容量や性能の大きいサーバープラン
- 複数の独自ドメイン
- 画像素材やフォントなどの購入費
- 制作や保守を外部へ依頼する費用
おしゃれなギャラリー、アクセス解析、SEO対策、スパム対策、パスワード保護などは、無料テーマや無料プラグインで実現できる場合もあります。
最初からすべて有料でそろえるのではなく、まず無料の範囲で始め、足りない機能だけにお金をかける方が費用を管理しやすいと思います。
無料サービスとWordPressのどちらが安い?
金額だけを見れば、無料のブログ・ホームページ作成サービスの方が安く始められます。登録後すぐに使え、サーバーの契約やアップデートも基本的にはサービス側に任せられます。
一方で、無料サービスでは広告が表示されたり、機能・デザイン・収益化に制限があったりする場合があります。サービス終了や規約変更の影響も受けます。
WordPressは年間費用と保守の手間がかかりますが、広告を入れずに運営したり、自分でAdSenseやアフィリエイトを使ったり、テーマやプラグイン、コードで機能を拡張したりしやすい点が魅力です。
無料サービス、WordPress、GitHub Pagesの違いはこちらの記事で比較しています。

費用を比べるときの注意点
サーバーやドメインを選ぶときは、初年度の割引だけでなく、2年目以降の更新料金を含めて比べるのがおすすめです。
特に確認したいのは次の点です。
- 表示価格が月払いか年払いか
- 税込みか税別か
- 初年度と更新時で価格が変わるか
- ドメインの更新料はいくらか
- 無料SSLやバックアップが含まれるか
- Whois情報公開代行が無料か
- 解約や他社への移転に条件がないか
安いプランでも、自分の用途に必要な機能がそろっていれば十分です。反対に、アクセス数や画像が多いサイトでは、価格だけで選ぶと容量や速度が足りなくなる可能性があります。
まとめ
WordPress本体は無料ですが、個人サイトとして公開する場合は、主にレンタルサーバー代と独自ドメイン代がかかります。
オタワークと同じ構成なら、年間費用の目安は次のとおりです。
- サーバー代:2,640円
- 独自ドメイン更新料:1,804円
- WordPress・Cocoon・SSL:無料
- 合計:年間4,444円
- Whois情報公開代行をあとから追加する場合:年間5,522円
月額にすると約370~460円です。有料テーマや有料プラグインを使わなければ、個人サイトは年間5,000円前後から運営できます。
ただし、料金は変わる可能性があります。契約前には、公式サイトで現在の料金、更新料、サービス維持調整費などを確認してください。
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